●"EARTH IN THE BALANCE"完読。
アル・ゴア氏の著作、"EARTH IN THE BALANCE"(2006年改訂版)を、きのう(一応)読み終わりました。
訳書の『地球の掟』は去年読んでいたんですが、難しい箇所(ほとんどが、そんなに重要な箇所とは思わないけど…)は原書であれ、訳書であれ変わらないと感じました。
ただし、やはり原書だとナマ(英語)の人名、地名、機関名などで読めるのでスラスラ…とはいかないまでも事実が頭に入って気安かった気がします。
もちろん…分量が多く、フォーマルな「論文」に近い内容の著作なので、かなり英語のお勉強にもなったと思います。「こんな単語があったのか…」的な経験の連続でしたけど、ほとんどは文脈から想像できるし(というか日本語訳も読んでるのか)、irrigation(かんがい)、salinazation(塩化)、gargantuan(膨大な)などの新しい語彙も学びました。w
ともあれ、、
歴史学、人類学、政治学、経済学、生態学、心理学、物理学、哲学(etc..)などあらゆる分野で説得力のある事柄を論じて、global environmental protection(地球環境保護)とcrimate crisis(気候危機)の緊急性を訴えるゴア氏のゆるぎない知性・知識と熱意には脱帽します。
どんな「暴君」や「スキャンダル」が飛び出してくるにせよ、このゴア氏のような優れた「総合力」のある人物、それも元アメリカ副大統領、上院(国会)議員を生み出せる欧米の環境はすごいな、と思います。。
日本だとまず考えられないのかもしれないけど、ダ・ヴィンチやアリストテレスのような「万能人」というか「ジーニアス」の系譜を、少なからず継承している人物が、海外にはいるんだと実感させられます。
一部でU.S.Role(米国の役割)とうたって「アメリカが、アメリカこそが環境保護で世界をリードするべき!」と説いているところは日本人にしてみると複雑ですけど、この著作はNew York Times発行ということで何よりもまずアメリカ国民に環境保護を啓蒙しているワケです。
「あの大統領選挙でもしも…」ということは常に読者の頭をよぎりますが、ゴア氏はやはり大統領にならなくてよかった、というかならなくてもよかったと個人的には思います。
…立場は(基本的には)関係ないんです。
『不都合な真実』(映画・書籍)や今年7月のLIVE EARTHでの世界への強烈アピール。
ゴア氏の「使命」への熱意は"EARTH IN THE BALANCE"を書いた時点で、不動のものになっていました。
これからも、この「ジーニアス」からは目が離せないし、「地球市民」も負けちゃいられません。(笑