
無駄に撮ってみたり…
『ゲド戦記』…というか、むしろ正しくは『アースシー物語』の5巻目、"The Other Wind"を読みました。
3巻"The Farthest Shore"以降、ホントにどこか読み易くなったような感がある、ル・グウィンさんの作品だけど…たぶん彼女の「文体に慣れた」ことが大きいのかもしれません。
そう、自分の英語力が伸びたことよりも。(笑
とはいっても、、やっぱり会話が少ない場面では情景を理解し、イメージするのに時間はかかります。それでも、だいぶル・グウィンさんの綺麗な作文を楽しめるようになった気が♪
それにしてもこの5巻の内容は凄い。
前作の"Tehanu"があんまりにもシンプルなストーリーだっただけに、急な、しかもとんでもないストーリーの展開と、「アースシー世界」の根本的な変化、王女・セセラクをはじめとする新しい登場人物の登場などですごく楽しめました。w
自分としては、3巻まで、、つまりゲドがまだ魔法を使えた時点でアースシー世界は平和と安定を取り戻したんだから、もう急なストーリー展開はないと思っていけれど。(苦笑
それとやっぱりここに来て、邦訳の『ゲド戦記』は間違い…というかそもそも見当違いなタイトルであることがわかりました。だって、この5巻でゲドが何をしたのかといえば、不幸な魔法使い・エルダーをもてなして、テナーが留守の間、農作業と家事をしてただけなんだからっ。(笑
つまり、この『アースシー物語』シリーズの主人公は「ゲド」と決まってはいないし、別にアースシー世界では「戦争」など(ストーリー上では)一度も起こってないよ、ということ。
誤解を与えるような邦題は止めて欲しいところ。w
"dark land"がゲドとレバンネンがいつか行く所ではなくて、安心はしたけれど、竜と、死後、他の動物や植物、また人間が行く"the Other Wind"って何なのか。…天国のようなもの?夢のこと??竜は両方の世界に住めるから「夢を見ない」ということなのだろーか…。
とにかく、相変わらずメッセージがあって、感動して、最高に考えさせられる
…『アースシー物語』の5巻です。