●"The Forgotten Garden"(存在を忘れ去られた花園と、若き貴婦人の物語)
ようやく読み終わりましたが…
久々に、すごく面白かった!!
Kate Morton著のフィクション小説、"The Forgotten Garden"♪
UKのアマゾンで売れているということで、軽~い気分で読み始めたのでしたが、流石に600ページを超える長編は時間がかかりましたね。。ハリポタの最終巻"Deathly Hallows"以来の「辞書並みペーパーバック」の読破でした。w

でもなんというのかな…
こんなに自分の気持ちが動かされた(ストーリーに魅かれた)小説は、ある意味初めてかもしれません。日ごろはファンタジーばっかりを読んでいるものだから、現代の作家の力作に触れる機会がほとんどなかったのですが。
読み始めた時は、ひとつの章ごとに時代が1913年やら2005年、1975年…と次々に変わっていくので「え??何が起こってるの?」とか何て読みづらい小説なんだ。。と思ったものですが、これが要するに『タイタニック』(映画)じゃないけれど、最近の映画監督が好むとても現代映画っぽい計らいだったワケで。(過去と現在の出来事がシンクロっていう…
オーストラリアに暮らす未亡人の女性Cassandraと、その亡くなった祖母、そして祖母のベールに包まれた母親が、別の時代に生きたにもかかわらず、それぞれ生き生きと描かれていたのが素晴らしかったです。
特に、カサンドラの曾祖母の生活の舞台が20世紀初頭のあの、「妖精と伝説の土地」ことイングランド南西部、コーンウォールの村だったことには興味を魅かれまくりました。ティンタジェルを始めとする「アーサー王のゆかりの土地」を旅(自転車旅行)した記憶が、少なからず思い出されました。。
作中で「おとぎ話」が重要な役割をする点も、とても良かった♪
しかし終始、ストーリー終盤まで謎に包まれていた存在の…Eliza Mountrachet嬢に夢中でしたよ。。
”少女がそのまま大人になったような”女性って、すごく魅力的だと思うのです。自由奔放で、自然で、無垢で…自分の気の向くままに行動する。。たとえ世間が自分をどう見ようとも、たとえ自分を犠牲にしてでも愛する友を幸せにしたいと願う心…。
現代に、というか「現実」に果たしてこのような女性がいるかどうかわかりませんが。。彼の地(コーンウォール)には、もしかしたらいるのかも…しれない。
Eliza嬢の、”…日の光で黄金色に輝く、金色がかった赤毛”
…ってどんななのか、想像は膨らみます。(謎