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2008年10月20日

●『秋の八ヶ岳・行きつ戻りつ縦走記』③

行者小屋では、前日の夜からもの凄い勢いで気温が下がり…
なんと今度は、テント内側で結露した水滴がそのまま凍ってしまいました。
マイナス4、5℃になったような感覚で、朝からもパッキングを済ませて、歩き始めるまでは中綿ジャケットと手袋が手放せませんでした。(下手したら、凍傷になりそうだった…


なるべく早くピークハントをしたかったので、朝食用にお湯は沸かさずに(ガス節約の意味も、、)カロリーメイトをかじりながら…朝7時より登り始めました。

途中、急勾配の場所で設置してあった鉄製の階段が、かえって怖かったのですが、何気に一部で登山道を外れてしまい、前人未到??の急斜面を「指輪を持って這い上がるフロド」のように登ったりもしました。。

3日目にしてやっと…晴天に恵まれ、後ろを振り返ると見える槍ヶ岳、穂高連峰をはじめとする北アルプスの雄大な山並みにテンションは上がりました♪


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赤岳山頂付近の岩場はクサリで登る急な箇所もあり、ここで、前方で立往生していたおばさまを、下からリュックごと押し上げるという「偉業」(?)をやってのけ、おばさまのグループに感謝されながらの頂上到達となりました。

岩場を抜けて、視界がパっと開けた瞬間に見えた、雲の上に浮かぶ富士山はひたすらに感動した絶景でした。


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赤岳頂上山荘のヘリポートで、前日に買ったパンでランチにしていると、さきほど助け舟を出したおばさまが「これ食べて?」といいながら焼きイモを差し出してくれました。「あのお兄さんがいなかったらわたし、今ごろこの頂上に立っていないわ…」などということもグループの方と話されており、ホントに良かったなあと思いながら。。前方のアルプスを眺めていました。

2時間以上かかると踏んでいた行程を1時間半で登ったので、その後もまったりして…ゆっくりと赤岳展望荘の方へ、横岳を目指して歩きはじめます。

見かけ通りの、アップダウンの連続と…途中のちょっとしたガレ場はなかなか歩き応え、スリルがあり、天候が荒れていたらかなりの難所になりそうでした。


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横岳の頂上はそれほど広くなく、また赤岳に隠れて富士山も望めないので長居はせずに、下方の硫黄岳山荘まで下りました。トイレが自慢??の山荘ではおいしいカレーライスをいただき、水(有料)をいただいて、目前の硫黄岳に登りました。

爆裂火口に、東西の天狗岳、横岳、赤岳、阿弥陀岳の主峰群、それに遠く南北アルプスを望む山頂は、やはり八ヶ岳随一の展望地でした。(これで富士山が見えれば…


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最後の宿泊地は、かの有名な黒百合ヒュッテと決めていたので過度にのんびりはせずに…夏沢峠、根石岳を経由して天狗岳に登り、さらにゴツゴツ岩場の「天狗の奥庭」(黒百合平)を通って日没までに小屋にたどり着きました。

小屋では団体さんが2組も泊まっており、どんちゃん騒ぎの中、、土間で自炊をして、素泊まりさせてもらったのでした。

2008年10月18日

●『秋の八ヶ岳・行きつ戻りつ縦走記』②

八ヶ岳での初のテント泊は…なんとも苦い経験となりました。。

通気性に優れる素材のハズが、寒さのせいか、それとも標高のせいなのか、、テント内側で思いっきり結露してしまい、夜中に動くと「上から水滴が落ちてくる」という悲惨な状況でした。ただ、撥水加工済みのシュラフのおかげで、まったく眠れないという自体は免れたのでした…。


ともあれ、、
せっかく赤岳の麓まで来ているのだから、このまま一気にピークハントをするのが普通のところを、自分はどうしても町でネットをしたかったので…いったん茅野まで戻ることに決めていました。

早く起きすぎてもあたりは真っ暗なので、普通に朝7時ごろにパッキングを済ませて、無難に(?)9:30のバスに合わせて出発します。途中、八ヶ岳に来て初めて見た渓流などを何度か横切り、2時間ほどで無事に登山口まで歩きました。


茅野の駅前にあるスーパーで食材を買い込み、その後は12時台のバスで再び登山口までピストン…。
13:30から、今度は頂を目指して歩き始めました。

最初は、やはり赤岳登頂を狙っていたのだけど、どうしても赤岳鉱泉から降りてきた同じ道を歩くのが嫌だったので(つまらないし、車も一部入ってくる)、迷わず(?)に2800m級の阿弥陀岳を目指す分かれ道を選びました。ある意味、かなり勇敢なチョイスだったのですが。。


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登山口から、別荘地を抜けて山に入ると、そこは広葉樹の生い茂る…まさに「クマの棲む森」で、美しいながらも一番足取りが緊張した山域だった気がします。ここまでは、人もいないし、静かでいい登山道だな~などとのん気に思っていました。

しかし、途中から勾配が目に見えて急になってきて、、
登山道を多い隠さんばかりに茂る低木の枝を掻き分けながら進むようになると、「これはちょっとおかしい」と流石に気づき始めました。。


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それでもこの道を選んだ以上、進むより他はないので、途中で手ごろな枝を拾い上げて…NZのトランピングを思い出しながら、できるだけペースを落とさないように上り続けました。

終盤では、「急勾配+滑りやすい砂利の斜面」でかなり消耗(精神的にも…)するも、山頂近くの足がすくむガレ場を通って、なんとか阿弥陀様の山頂に立ったのが午後5時前。

途中から出だしたガスに包まれてはいたものの、切れ間から権現岳を望むことができて、一安心でした。


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2800mの山頂から見た赤岳頂上山荘はかなり近くのように見えて、少し気持ちが揺らいだものの。。最後には冷静に判断をして、麓の行者小屋へと下ったのでした。


八ヶ岳最強の阿弥陀さま」…ご利用は計画的に。。

2008年10月17日

●『秋の八ヶ岳・行きつ戻りつ縦走記』①

NZでのトランピングでもそうだったけど…あんまり張り切って早出するのが嫌いな自分。睡眠を削ってまで出発時間を早めても、その日の後半に疲れが出たという経験は何度もあります。。

そんなわけで、出発は朝7時半。
弁当を持たせてもらって、小屋を出ます。


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ヤマケイJOYを読んで、行ってみたいと思っていた「にゅう(にうorニュウ)」を経由して、北ヤツを代表する名山、天狗岳に登ったのがちょうど昼ごろ。

朝からのガスで、ほとんど展望がきかないながらも…
時間的にも、位置的にもちょうどよかったのでランチタイムにします。


秋季以降は閉鎖されてる夏沢鉱泉を通過して、、
ノスタルジー漂う(?)根石山荘で小屋番の方と世話話をしつつ、ソイジョイを買いあさりました。。

とりあえず、行けるところまでの予定だったものの…時間的に赤岳はおろか、横岳も登頂は物理的にムリ。こうなれば、2700m級の硫黄岳だけでも登ってやる!と小さな闘志を燃やし、ガスに包まれた硫黄岳の懐を歩き始めます。

途中で、下山してきた団体さんに皮肉っぽく?(自分にはそう聞こえた・・・)「お疲れさま!」と言われながら…なんとか頂上に到達。半ばやけくそになりながら、、とりあえず標識で記念撮影をして、ガスに包まれた景色を見渡しました。


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当然のごとくというか、頂上に他に人はおらず…
これでガスが晴れてくれれば展望を独り占めなのにな~などと思っていると、なんと奇跡は起きました。(笑


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山頂近くのガスが晴れ始めると、遠くに青空が見え始め、周りの山々も次々とその姿を現します。それと同時に、どこからともなく一眼レフを持った軽装の男性が1人上がってきて、2人で夢中になってシャッターを切りまくりました。

四国から来たというこの方は、山頂に一番近い硫黄岳山荘に宿泊予定で、どうしても諦めが付かずに、日没前に再び山頂まで登ってきたというのでした。


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テント泊を予定しているだけに、麓の赤岳鉱泉まで下山しないといけない自分は…5時過ぎまで粘りに粘って、同好の男性に別れを次げて急いで下りました。。

最後はキャットアイのライトをたよりに、無事に赤岳鉱泉の、宿の明かりを見つけた時の安堵感は、計り知れないものがありました。(汗

2008年10月15日

●この自分が、いよいよ「なんちゃって岳人」に??

今回、秋の八ヶ岳で山小屋の、臨時スタッフとして滞在したにもかかわらず…
合間に行かせてもらった山登りで、自分はすっかり「ヤマの魅力(魔力?)」に取りつかれてしまったようです。

まあ、「故郷」ことNZの大自然の中で…
「トランピング」にハマった時点から、これはある種の宿命であったのでしょーが。。


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・登山前日の夜の、小学生顔負けのワクワク感…

・森の静寂の中で過ごす、独りだけのブレーク・タイム…

・やっと辿り着いたピークからの、「別世界」の眺め…


NZのトランピングでもそうだけど、、
日本での登山もホントに同じで、山は登ってみなければ分からないということですね。

…ということで、、

山小屋が暇な平日に行かせてもらった、
《南八ヶ岳・主峰縦走》の記録を、近々アップしてみようと思います。